日本航空学園理事長
梅澤 重雄
本学園は、日本最初の国際空港である羽田空港が昭和6年にオープンしたその翌年、昭和7年にわが国最古・最大の航空学校としてスタートして間もなく90年になります。戦後、高等学校も併設され、航空科・普通科の両翼を有するまでに発展しました。本校の学生達がしっかりした人生観、世界観、価値観という根を持ち、片方に感謝と喜び、もう片方に想像と創造という両方の翼を大きく広げ、時には痛みを伴う愛を知り、感動を覚え、与えられた人生の複雑さを受け入れ、耐え、理解し、私達の故郷である地球を愛し、それぞれの国で平和の担い手として航空安全を責任をもって遂行できる精神と技術を修得することを目標に教育を行っています。航空機の安全運航は、特に愛機心が必要であり、この愛機心は、愛社心、愛国心から発生するものです。それぞれの国への感謝と誇りこそ、私達の生きる喜びであり、大きなエネルギーとなります。この思想を基盤として航空操縦技術、整備技術、人と人とのコミュニケーションを体得し、目標が実現できます。
本学園ならではの伝統と経験に基づく教育指導を受け、世界に雄飛して下さい。